【設計2402】2世帯住宅は難しい
先日引き渡しのお客様の引越しをお手伝いしに行きました。荷物の多さもそうですが、この際ということで、廃棄する物をまとめたり、懐かしさに浸りながらご家族の今までの思い出を感じることができました。新居ではより幸せになると思います…
では、[設計]に視点をおいてブログを更新していきましょう!
■敷地
敷地は、郊外にある西側道路です。
建蔽率60%容積率200%で、周囲は畑や家に囲まれていますが、比較的景色が拓けています。
■ご家族情報
お施主様は60代親夫婦と30代子夫婦と子ども2人で、ご要望は、2世帯住宅、リビング空間を分けたい、車3台、とのことでした。
■設計・動線
1階にLDK(18帖)と水廻りと親夫婦の寝室、2階にセカンドリビングとご夫婦の寝室と子ども室2室とトイレとバルコニーを配置しました。
駐車スペースの屋根兼バルコニーとし、半分屋根が掛かっているようにしました。アプローチは木々の中をくぐりながら玄関ポーチに到達とインターホンへの動線を分けました。
玄関土間や玄関ホールの空間を広く確保し、LDKと2階と水廻りへと動線が分かれます。親夫婦の寝室はLDKのキッチンから入れるようにしました。リビングとウッドデッキの間に少し腰掛けられるベンチを設置し窓際に居場所を設けました。
水廻りでは、将来介護のことを鑑み、トイレを少し大きく取り、洗面空間と脱衣空間を分けました。
収納に関しては、玄関ホールにSCLと納戸、キッチン裏にパントリー、親夫婦の寝室にWICなど各室に収納を設けました。
今回は、2世帯住宅ということで、どの部分を分けたいか、どの部分を一緒でも良いのかという線引きをはっきりしないといけません。同居する上でそれぞれが快適に過ごせるように設計するのは非常に難しいです。
家族とはいえ気を遣いますし、計画段階から難航すると思います。
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