【設計2504】お庭の西日対策
最近、ふとした時間に落語を聞くのがちょっとした楽しみになってます。
YouTubeで気軽に聴けるのもあって、仕事の合間とか夜のひとときにちょうどいいんですよね。
古典も新作もどっちも好きなんですが、特に惹かれるのは、話の合間にポロッと出てくる豆知識とか、時代背景の説明みたいなやつ。あれがまた面白くて、自然と勉強になってたりして。
古典でいうと、春風亭一之輔さんや柳家喬太郎さんもいいですし、桂歌丸さんの語りもクセになります。
でも、新作落語やったら、なんといっても桂文珍さん。もうズバ抜けておもろいです(笑)
ちょうどええ関西弁でテンポが良くて、話の間の取り方が絶妙。笑えるだけじゃなくて、どこか品があって、聞き終わったあとも余韻が残る感じが好きなんです。
娯楽っていろいろあるけど、YouTubeでの落語って“無料でできる最高の贅沢”やなと思います。
そんなことを思いながら、今回のブログも、いつも通り設計の話へと続けていきます〜。
■敷地
敷地は、北側に用水路と田園風景が広がり、建蔽率60%容積率200%、南側道路です。
道路から縦に細長く伸びる、いわゆる鰻の寝床です。
■ご家族情報
お施主様は20代夫婦と子ども二人で、ご要望は、車1台分の駐車スペース・物干し場・庭・2階にトイレがほしい、とのことでした。
■設計・動線
1階にLDKと水廻り、2階に主寝室と子ども室を配置しました。
玄関部分の下屋根の軒先を伸ばして玄関ポーチを覆いました。車から降りて雨に濡れずに家に入ることもできます。
LDKをリビングとダイニングキッチンに分け、間に中庭風の庭を配置しました。庭のシンボルツリーを中心に生活ができます。
2階では、廊下を経て主寝室へと続く間取りにしましたが、途中で1階の庭から伸びるシンボルツリーを臨めます。
建物を庭を中心としたコの字にせず、2階部分のみ壁を設けました。鳥瞰パースが見やすくなっています。
こうすることで、1階2階共に西日をある程度遮断することができます。
今回のように、2階にトイレがほしいというご要望がよくあります。
設けることは可能ですが、1階に注意しなければなりません。今回も表現していますが、1階物干し場の東側に小さな✕印があります。
ここはPS(パイプスペース)といって、2階に水廻りがある場合に水道配管を通すための空間になります。
配管を外部に出すパターンも可能ですが、外観が良くないことや冬場の配管凍結に関してもあまり良くありません。
できるだけ家の中で目立ちにくい場所に設けなければなりませんね。
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