基礎断熱は温湿度を常に管理する事が大切です
2017年2月22日
2021年1月15日
南丹市で 高気密、高断熱専門店のセイチョーです。
せいちょーの家では基礎断熱を標準採用しています。工事中は常に床下の温度と湿度を管理します。常にお客様とも共有し環境の安定に努めています。お客様にもすぐにわかる温湿度計を工事中設置します。
基礎内に仕込んだ温度、湿度計 おんどとり
床下の環境がまるわかりです。基礎コンクリートの水分が抜けるのに約2年くらいはかかります。ということは建築中はすごい水分がコンクリートから出ています。こうして管理するのは、コンクリートから出る水分で床下が飽和状態になり結露を起こす環境を事前に知り防止するためです。やばいと思えばこれの登場です。
送風機
かなりうるさいですが毎日朝から動かしています。これで湿度を下げることができ、結露の心配がなくなります。
これは基礎断熱の施工写真ですが基礎の内側にこのようにして断熱材を張り付けます。
基礎の外を断熱する基礎外断熱もありますが今はこちらを採用しています。
基礎断熱にすると心配なのは白蟻です。白蟻は地面からの被害も多く、発泡系のウレタンを好みます。そこで、断熱材の継目、排水管の貫通部には防蟻ウレタンを使用して対策してます。
そして基礎内全体にホウ酸を散布します。写真がないですが〜
基礎断熱の場合は床下も室内と同じ環境になるので、防蟻剤は安全性の高いホウ酸を使用しています。よく使用されているネオニコチノイド系の防蟻剤は劇薬と聞きますのでいっさい使用しません。
基礎断熱を採用するには床下も部屋だという感覚で、もちろん工事中は基礎内も土足厳禁です。
こうして安全な基礎内環境をつくっていきます。