気流止めの重要性
2017年7月5日
南丹市で高気密、高断熱住宅専門店のセイチョーです。
現在進行中の現場です。
お客様からとにかく寒い部屋なので暖かくしてほしいとのご要望がありました。
壁をめくるとかなり昔のグラスウール断熱材、そして土の荒壁が姿を見せました。
よく見てみると荒壁、間仕切壁と床のとりあい部分に隙間があるのがわかると思います。
この隙間の下は床下で外部と同じ環境になっており手をかざすと風を気持ちよく感じることができます。
今まで壁の中を風がはしっていた証拠としてグラスウールに埃が付き黒くなっていました。
これではただのガラス繊維です。
壁内が外部と同じ環境になっていれば、暖かい部屋になるはずがないです。
そこでしっかりと空気の移動、気流を止めることが重要になります。
こうして空気の流れをしっかりと止めます。
室内で発生した水蒸気は透湿して壁に入り壁内結露が心配されますが、それ以上にこの外部から空気の流れによって運ばれてくる水蒸気の方が壁内結露のリスクをあげてしまいます。
高気密、高断熱にするには、気流止め施工をしっかりとすることが重要になってきます。