今思うけど掃除嫌いの俺がなんで大きな家やねん
家族がふえて大きな家やら部屋が欲しいと夢を抱いてる方は多いやんな。
せやけど、生活環境が変化して大きな家を建てて後悔しとんねんと、聞くのも多いと思わへんか。
*できるだけリアルに再現するため、この記事はコッテコッテの大阪弁でお届けします。
夢を持って大きな家を建てたけどやで、、、
小学生の高学年にもなったら、自分の部屋がほし〜てたまらなくなったんや。
それまでは、兄弟で一緒に勉強して、一緒に寝て、何をすんのも一緒やった。
俺も自分の部屋を持ちたいという気持ちがだんだんと芽生えてきて、俺の基地とも言える場所が欲しかった。 そんな時な、我が家にリフォーム計画の話 しがあがり、今しかないとすかさず俺の部屋をつくってと親に頼み込んだんや。
ほんだら、つくってくれて、やっと俺の部屋が持てたぞと死ぬほ嬉しかったのを覚えてる。注:死んでないけど
それから、仕事するようになり今度は新築の話しが持ち上がり、またまた今度は死んでもええわくらい嬉しかった。
8LDKを計画し、8LDKやで〜。
もちろん俺の部屋はリフォームでは叶えられなかった大きな部屋を2階に、また家族皆んなの部屋もつくり、大きな家を建てることができたというか建ててもろたが正解。
家族構成は、お父、お母、ばあちゃん、アニキ、俺の5人家族で、仕事から帰るとすぐに10畳の俺の部屋直行して、テレビを見たり1 人で楽し い基地生活を満喫して過ごすことが多なった。
また、田舎独特の上、下の座敷もあって、正月、お盆は親戚が集まりワイワイ過ごすのに使っているんや。
夢やった大きな家を親に建ててもらえた。
けど、、、、
大きな家を建てて家族に変化が、、、
大きな家を手に入れた
。
皆んなも、俺が抱いたように大きな家や部屋が欲しいと思ってない?
自分の部屋がなかった時は、家族でいる時間がたくさんあって色んな事を話し、学校のことや、遊びのこと、勉強の事はいっさいなしやけど聞いもらえ る環境が嬉しかったし、ホットできたな。
でもな、今はすぐに部屋に行き過ごすことが多なって、家族の会話がなくなったな。
聞かへんし、言わへん。
そんな環境へと変わっていった。
大きな家になれば、それだけ建具や窓もよーけになり、建築面積も増えてお金がかかるやんな。
設備機器も大きな家におおた設備が欲しくなり、最近10年でメーカーが部品を作らないと言い切る時代にな、たくさんのお金を使うこがいいんかいなと思い だした。
せやったら、そこは普通の設備機器としといて、前の家は寒いな、暑いなと言いまくっていたんやし、それを解消する断熱材やら窓につこた方がいいに 決 まっとるし、掃除嫌いなんやし、掃除機の先を変えんでもいいように、壁にピッタリの造作家具にして掃除を減らす方お金をつこた方がよっぽどいい思う。
上、下の座敷でも、盆正月だけしかつこてへんにゃし、それもやで、座敷を真南につくったのでLDKは北面にあり日当たりも超最悪やしな。
田舎ってな昔は自宅で葬式してて、座敷は一番日当たりの良い場所につくるみたいな風習がある。
今は減ったけど大概の田舎の家はそーなっとるで。
せやけど、ほんまに誰もつかわないんやで。
また、俺も結婚したら同居をするぞと思ってたけど結局は離れに住んどって、家族で住む予定で建ててもらったのに誰も今はつかっていなくて、物置き場となっとる。
掃除も両親では負担が大きくて中々できていないのが本当のところで、特に2階なんかつこてへんにゃしな。
ばあちゃんも亡くなり家族構成が変わり、今となれば、もー遅いけどこんな大きな家は必要ちごた。
部屋としていた2階はほぼ開店空室状態となり、1階で両親が暮らしとる。
新築してから10年くらいでこんな環境になることが、ほんまにいいのかと心底思うわ。
小さな家でいいてや
大きくなるにつれて、家族との環境は変わっていく。
せやさかい、小さな家でいいんちゃうかね?
大きな家は建築の時も、後もすごいコストもかかるし、結局は家を建てるあなたが、大きな家を守りしていかなあかんにゃで。
メンテナンス費用もかかるし、小さければ小さいほど全てのかかるコストも抑えることが出来るやんな。
家族との会話や、存在を感じながら生活する。
もちろん小さすぎて住みにくいのはあきまへんが、寄り添うことのできる空間が大事な家族の大切な時間をつくり、幸せを感じて生きていけるように思う。
今だけではない最後まで幸せを
新築やリフォームを考えるときは、将来の生活スタイルまでも考えて計画する方がいいな。
息子や娘に住み継いでいって欲しいと願ってもやで、住み継げない理由がきっと将来に起こるかもやで。
だったら、将来までをも考えて計画することがほんま大切やし、必要だと違うやろか。
無駄な部屋や、無駄なスペースがなくなるのも、小さな家の良さだと思いますし、掃除にしても今よりも楽ちんになる。
一生を考えたら、やっぱり小さな家はメリット大きいな。
小さな家にしてよかったと言える生涯を
何年、生まれた時と同じ家族、環境で暮らせるやろ?
中学生になり、自分の部屋を手にして、その後、社会人になるまで家で過ごすと仮定しよう。
世間では子育ての期間は10年くらいと言われとる。
家を離れ、もう実家には帰らないとなる。(涙)
必要でなくなる部屋が一つ、また一つと増えていって、家族構成が変わると同時に、変わらへんのは大きな家と空いた部屋だけ。
住宅ローンを30年で組んでやな、子どもが巣立って後の20年は使っていない部屋のローンも払い続けることになるやんな。
小さな家でもこんな生活をしたい、この先に環境が変わるんなら、子どもを感じれるような間取りにしときたい。
小さな家を先ずは計画ししよう。
建築のコスト的に金額を占める設備機器にお金をかけない。
増築することは簡単にできますが、減築したいと思っていても中々できないのが現実やで。
家ちゅうのは家族の居場所であり、家族ちゅうのはいつまでも一番近い存在でいたい。
小さく豊かに暮らして欲しい。
そう願っています。