家の断熱材の厚みは大丈夫ですか❓後悔する前に知っておこう必要な厚みを
家の外皮を包んでいる断熱材ですが、業者から断熱材の種類や性能は聞かされるけど、実際どれだけの
厚みが必要なのかまで聞かされることは少ないんじゃないでしょうか❓
図のように南丹市は省エネ地域区分が5地域となります。
同じ京都やのに6地域になるところもあるんですね。
その地域によって断熱材の必要な厚みがあります。
でも、その必要な厚みが施工されていない家がほんまに多いのが現実にあります。
何を言いたいのかというと、皆さんが夢を抱いて省エネ住宅だと思い、建てたけど、実はそうではなかったの❓ではすまないと思うからです。
実際に省エネ基準で家を建てるときに必要な断熱材の厚みをみていきましょう。
断熱材の性能を数値で知る(例:グラスウール・セルロースファイバー)
断熱材単体の性能は熱伝導率【W /(m・K)]でわかります。
熱伝導率とは『熱の伝わりやすさ』そ示す数値です。
この数値が小さいほど性能がよい断熱材であります。
一般的によく使用されている断熱材にグラスウールがありますが、皆さんも聞かれたことはあると思います。
グラスウールの熱伝導率は0.036、セルロースファイバーの熱伝導率は0.040となり、断熱材の性能ではグラスウールのほうが良いことになります。
また断熱材選びで最も大切である熱抵抗値【m2k /W】があり、省エネ住宅にするための目安にされています。
熱抵抗値を導き出すのには、熱伝導率の数値が必要であり、その数値と断熱材の厚みで計算することができます。
熱抵抗値=断熱材の厚さ÷熱伝導率で導くことができ *壁厚105の場合 単位はm
グラスウールの熱抵抗値 0.105÷0.036=2.91666667 となり
セルロースファイバーの熱抵抗値 0.105÷0.040=2.625 となります
簡単に調べて計算できるのでやってみてください。
断熱材の必要な厚さを知る
省エネ地域区分5の必要な断熱材の厚さも記されています。
図を見ると壁の熱抵抗値は2.2以上となり、各断熱材の厚さもA-1からFで示されており、グラスウール、セルロースファイバーを選
んだ場合はC区分なんで90mmでオッケー❗️壁厚105mmで満たしているということです。
ここで問題なのが屋根、天井の断熱の厚さです。ほんまに知らない会社が多いですよ❗️
屋根又は天井で必要な熱抵抗値と必要な厚みは
屋根 4.6 必要な厚み185mm
天井 4.0 必要な厚み160mm
となっており、そんな施工がなされているかが疑問であります。
よくあるのは袋に入ったグラスウールを2枚重ねているのはあるあるですね。
しっかりとした施工がされていればいいですが、のせているだけの場合が多いですね💦
まとめ
省エネの意識が高まるなか、ほとんどの方がこの数値を知らないでいるのかもしれないです。
屋根と天井は、常に日射をうけるから、断熱を強化しないと温熱環境は最悪な状態になります。
分かりにくい部分なんで少しの知識を持つことで、後悔せずに進めます。
後悔して欲しくない。そんな気持ちでお伝えしました。
もう少し肉付けしてもっとわかりやすく更新していきます。
ありがとうございます。