外壁の塗り替えも家の状態により選定する

南丹市で高気密、高断熱住宅専門店のセイチョーです。

よく新聞折込みに、外壁塗装工事◯◯万円ポッキリなどと広告が入っています。サイディングやモルタル壁をターゲットにされており、現場の状態もわからずに値段を書いているのには少し怖いところがあります。

塗料にもいろんな種類があり、ひと昔前はウレタン塗料がよく使用されていましたが、今はシリコン塗料が主になっています。

ある時ハウスメーカーさんと相見積りになった時がありましたが正直びっくりするくらい高かったです。独自のオリジナル塗料と書かれていましたが、よくよく考えると塗料メーカーではないハウスメーカーが製造している訳がないですよね。容器を入れかえてるだけかな❓

結局お客様はハウスメーカーを選ばれませんでした。

弊社でよくご提案する塗料は、フッ素塗料もしくは遮断熱塗料ですが、フッ素は期待できる耐用年数が15年くらいとシリコンにくれべてもながいです。遮断熱塗料とは字のごとく遮熱と断熱性能をあわせ持ち水蒸気も通すという優れものです。

家の状態、予算によって提案する塗料を考えています。

築35年のモルタル壁を塗装した例をあげると

木造2階建で、通気層なしで無断熱。モルタルに吹き付けです。

想定されるのは、塗膜のキレた壁は水蒸気が室内外を行き来している。

この動きを止める塗料を外壁に塗れば、水蒸気は壁の中で止まる恐れがあり壁内結露するかもしれない。

断熱材が施工されていないので、塗装後も寒さ、暑さが解消されることがない。

そのようなリスクをなくすためにご提案したのが遮断熱塗料スーパーエコです。

夏場でしたので塗装後をサーモカメラで確認

外壁の表面温度は施工前より上がっていませんでした。

ただただ塗ればよいというものではなく、そのようなリスクがあることをお伝えするのも大切だと考えています。

塗装のプロではないですが、温熱環境を追求しているからこそできる提案があると思っています。

 

 

 

今西 正長
  • 今西 正長
  • 水道屋から建築屋に変身
    祖母との生活から学んだ想いや心を建築に活かしたい❗️
    私自身が子育て真っ最中であり、高齢の両親と暮らしています。
    もっとこうすれば幸せになれるんじゃない❗️と感じた事など
    皆様にお伝え出来たらなと思います。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です