断熱材セルロースファイバーとは❓その性能に迫る
2017年2月14日
2023年1月25日
京都府南丹市で自然素材の断熱材を使用して家づくりをしているセイチョーです。
セルロースファイバーとは
セルローズファイバーとは、天然の木質繊維のことです。
新聞紙で出来ていてそれにホウ酸が入っています。
昔ながらの吸放湿作用があり、防音性能にも優れています。
性能を知り選定する
断熱材には色々ありますが、その性能を判断する為に熱伝導率が公表されています。
熱伝導率とは、熱の伝わりやすさを示しており、断熱材を選定する上で大切であり、次に断熱材の厚みを設定して、熱抵抗値を考えます。
熱抵抗値とは熱の通りにくさであり数値が高いほど断熱性能が良いとされています。
例えば、よく使用されているグラスウール10k厚み100mmの場合梱包状態によってはその厚みが潰れている事があります。仮に70mmの部分があったとしたら性能に欠損ができてしまいます。
計算で考えてみます。
熱抵抗値=材料の厚み➗材料の熱伝導率
グラスウール10k100mm 熱伝導率0.05
0.1➗0.05=2
これが70mmになると
0.07➗0.05=1.4となるわけです。
数値の高いほど断熱性能が良いので、厚みが潰されて性能がすごく落ちるわけです。
この様な事を考えながら断熱材を選定し、しっかりとした施工をする事で性能通りの数値が期待できます。
弊社の標準使用であるセルロースファイバーは自社施工であり、細心の注意をはらいながら性能の確保に努めています。
吹込み後に充填状況を確認し、お客様にも確認していただき緊張感の中で施工しています。