子どもの居場所
2019年9月6日
2019年9月13日
子どもが立って行動するようになると、なぜか高い所を探す。
そこに登って飛んだり、跳ねたりするのが楽しいのだろう。
うちの子どもはソファーから飛ぶのが好きだった。
ソファーに登るまでの足の位置決め、手と足をどう動かせば登れるのか子どもなりに考え行動し、何度か失敗しながら登って笑顔で達成感を味わう。
また階段が遊び場になることもある。階段の手摺をうまく使いロープで山を登っているかのように遊ぶ。
これらの行動は子どもにとってどんな気持ちなんだろう。
今はバリアフリーの時代。
なるべく段差がないように室内は計画される。
高齢者にとっては少しの段差が苦となり大きな事故につながることはある。
子どもに「家に段差があった方がいいか?ない方がいいか?」と聞いてやることはあまりしないと思う。
「室内のここにこんな段差をつけたら遊べるね!」と聞いてやれば必ず子どもは楽しみを抱き嬉しんじゃないかと思う。
おじいちゃん、おばあちゃんに「子どもが遊べる段差を計画してるけど大丈夫かな?今はいいけど今後不自由しない」と聞けば、もしかしたら「室内で運動できるから大丈夫」と答えが返ってくるかもしれない。
安全に計画された家から一歩外に出ると段差だらけの環境がまっている。
子ども、高齢者はその現実に身体を対応しなければならない。
親の思い込みで計画することは家族の適応能力を失わせているかもしれない。
自身の体験でその思い込みで成長を止めてしまっていたことがたくさんある。
だから皆さんには、計画中に聞いてほしい。
楽しい豊かな生活を送れるように。